セザンヌの故郷エクサンプロヴァンスへ レンヌから日帰りで辿った「芸術巡礼」のリアル
南フランスの街、エクサンプロヴァンス。
ここはポスト印象派の巨匠、ポール・セザンヌの生まれ故郷です。
今回はレンヌに前泊し、そこから日帰りで“セザンヌの足跡”を辿る旅へ。
思っていたよりも情報収集が難しく、意外と歩き、そして忘れられない景色に出会えた一日でした。

レンヌから日帰りは可能?アクセスと現実
行きはリヨン・パールデュー駅8:06発のTGVで
エクス=アン=プロヴァンスTGV駅に9:49着。
帰りは15:26発、16:54着。
滞在時間は約5時間半。
TGVはOmioで事前予約。時間帯で価格が大きく変動します。

⚠️注意点
TGV駅は市街地から離れており、往復で約1時間は見ておきたいところ。
帰りのバス時間も必ず確認が必要です。日本語で予約をする際はTrip.comが分かりやすいです。
レンヌからでも日帰りは可能ですが、
実際にはマルセイユからの方が近いです。
今回はマルセイユ宿泊も検討しましたが、治安面への不安からレンヌからの往復にしました。
安心感を優先するのも旅の大事な判断です。
観光案内所は必ず最初に
ここは本当に重要。市内のバスターミナルから徒歩圏内にあります。
観光案内所に行かなければ、おそらく回りきれませんでした。
ここで手に入れた
セザンヌに関する1枚のパンフレット。

この地図には:
- 市内32箇所のセルフウォーキングルート
- 各スポットの解説
- 郊外のセザンヌゆかりの場所(アトリエなど)の説明や行き方
が掲載されていました(英語版あり。日本語版はありませんでした)
窓口の方もとても親切でバスのルートや時刻表などもいただけました。
事前に調べてもなかなか手に入れられなかった情報がここで一気に集まりました。
32箇所を歩いて感じたこと
32箇所はすべて徒歩圏内。
※アトリエやレ・ローヴの丘はこの32箇所には含まれません。
内容は:
- セザンヌの生誕地
- 洗礼を受けた教会
- 父の働いていた銀行
- 友人の家 など

正直、「ここも?」と思う場所もあります。
しかし全部回ってみて感じたのは、
セザンヌは驚くほど狭い範囲で生活していた
ということ。
巨大な芸術家のイメージとは裏腹に、
とても身近で、生活感のある人生。
その生活の一部を知れたことは、想像以上に価値がありました。
町中には案内プレートもありますが、常に続いているわけではないため、
プレートだけを頼るのは難しい印象。(時々見つかると嬉しい)

紙の地図(アプリもあり)を基準に動く方が安心です。
アトリエとレ・ローヴの丘へ
観光案内所で教えてもらい、5番バスでアトリエ方面へ。
アトリエ・セザンヌは6月〜11月初旬のみ開館。
しかも要予約です。
訪問時は閉館期間でしたが、外観は見ることができました。
中は見られなくても、建物そのものを目にできたのは嬉しかったです。

アトリエから坂と階段を登り、レ・ローヴの丘へ。
Le Jarden Des Peintres(画家たちの場所)とも呼ばれるこの丘の上には
セザンヌの絵のパネルと説明があり、
その構図そのままの
サント=ヴィクトワール山が目の前に現れます。
絵と現実が重なる瞬間。
「ああ、これを描いたのか」
光の色、空の広がり、山の形。
まるで絵から景色が抜け出したようでした。


事前チェックは本当に重要
2025年はセザンヌ生誕記念年。
多くの催しがあったそうです。
しかし私たちが訪れた時期はすでに終了。
特別展示も閉館。
芸術都市は、イベント時期の確認が本当に重要。

街の印象
エクサンプロヴァンスはこぢんまりしていて、のんびり。
そして町全体が「セザンヌ推し」。

英語は観光案内所や美術館では通じます。
バスではフランス語のみだったため、翻訳アプリを使用。
次に行くなら
- アトリエが開館している時期に
- 事前予約をして
- できれば1泊して
- カフェやレストランも楽しみたい
日帰りでも可能ですが、
この街はゆっくり味わう方が向いていると感じました。
芸術の街は、思ったより準備が必要。
それでも、
レ・ローヴの丘から見たサント=ヴィクトワール山の景色は、
きっと一生忘れないと思います。
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